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【書評】僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない~そもそもお金は回り道!?

岡田斗司夫 著

「僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない」を

読みました。

印象に残った部分を引用します。 

お金を使うのは「遠回り」。煩わしさ解消のために稼ぐ民族。

意味もなく必要以上にお金を使い過ぎる民族

 

携帯音楽プレーヤーを買うのに1万円が必要。

その1万円ぶんを働いて稼ぐ時間と手間をかけるよりは

だれかから借りたり、もらったりするために

使う時間や手間の方がたぶん小さい。

言われてみれば当たり前な気もします。

 

でも、僕たちはいつも「買うこと」、つまり

一番外側のまわり道ばかりを考えてしまいます。

 

なぜかというと

煩わしさから逃れるためなんですね。

 

誰かに頼むためには

「俺、携帯音楽プレーヤーが欲しいんだけど

だれか持ってないかな?」と言わなくてはなりません。

それでだめなら、また別の場所で聞いてみる。

かなり面倒です。

 

東京までクルマに乗せていってほしいなら

誰かに頼まなければならない。

乗せてもらう以上、黙って寝ていちゃダメ。

やっぱり何か面白い話題を提供したり

ちょっとしたサービスをしないといけない。

こうした煩わしさが伴うわけです。

 

でも、僕たちはこれを過大評価していないでしょうか。

 むかしの人なら当たり前にできた「気づかい」とか

「間合い」とか、現代人はほんとうに不得意です。

 

いや、不得意だと感じるんじゃなくて

「絶対にイヤ」「カネを払ってでも避けたい」と考えてしまう。

この煩わしさを最小にするために

「お金という手段」を使うことしか思いつかない。

 

ほかの手段を思いつかなかったから

僕たちはいつの間にか

「意味もなく必要以上にお金を使いすぎる」

民族になってしまった。

じつはこれが「昭和経済成長」の原動力であり

同時に、僕たちがお金を必要とする最大の理由なんですね。

 

食うためにお金がいると言っていますが

人間の支出の7割は食うためじゃない。

煩わしさを逃れるために使っています。

 

この文章を読んで、あ~~そうだったんだ!と

目からウロコポロッポロでした。

 

お金を使うことは、実は一番の回り道。

誰かに頼む、借りる、譲り受けるなど

いろんな選択肢がある中で

自分が何時間も働いて、それをお金に変換して

さらに「モノ」に変換するのは

一番効率が悪い。

自分の友達、親類、近所、またはインターネット上で

広く告知して、上手に手にする方法を考えれば良いんだ!!

私たちは、常識にとらわれて

普通に毎日働いて、普通に「お金」を稼ぎ

そのお金で新品を買う。

そのルートが当たり前と思っているので、長時間労働になってしまう。

 

家賃も光熱費も食費は確かにかかるけど

そもそもアパートやマンション暮らしをするから

お金がかかるんであって

大家族で住んだら安くなるのは当然です。

車で移動するのも、ヒッチハイクをしたり、誰かと乗合いしたら

かなり安く済むと知っている。

でも、面倒だからお金を使う。

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煩わしさでお金を使うというのは

本当にその通りで

かく言う自分自身も、かなり苦手なんです。

面倒だからお金で済ませたい。

その考えが効率を悪くしていたのです・・。

 

多人数の暮らしは効率的。一人当たりの出費が少ない。

親と同居ならラクに暮らせるはずなのに

いっしょの煩わしさがイヤだから

別々に暮らす。

家賃も家電も食費も光熱費も、何もかもが大きくなる。

 

東南アジアの貧しい人たちは

みんないっしょに暮らしています。

10人、20人と家族の規模が増えるほど

じつは一人当たりの家計負担は安くなる。

こんなこと、貧しかった時代の日本人なら誰でも知っています。

うーーん。本当にその通りです。

東南アジア方式なら、みんな安く暮らせる。

シェアハウスもそうだし、実家で暮らすのも同じ。

私は旦那さまと二人暮らしですが

田舎の実家には部屋が余っている。

実家に帰れば家賃はタダになり食費も浮くのもわかっています。

でも煩わしいからやらないのは

賢くない選択をしているのかもしれません。

 

まとめ

・お金を使うことは、一番の回り道。ネットワークを活かして目的達成できると

お金はいらない。

誰かに頼む、借りる、譲り受けるなど色々な選択肢が本当はある。

・人間の支出の7割は、煩わしさを避けるためにお金を払っている。食うためではない。

・多人数の暮らしは、一人頭のお金がかからず効率的。東南アジアも、昔の日本人もそうだった。

 

効率良く生きるためには、「お金を使う」安直な方法を見直すべきで

少しの煩わしさは当たり前と捉え、コミュニティを活用する。

ネットワークを上手に築いておき、皆で助け合う事が

これからは大事なんだと思います。