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野心と努力は車の両輪。林真理子さんの「野心のすすめ」で学ぶ。

低め安定ではダメ。野心の効用を説明してくれる本

林真理子さんの「野心のすすめ」を読みました。著者は若いころから多大な野心を持ち、失敗しながらも成長を続けてきました。今の若い人はあまり欲望を持たないことに危機感を持ち、野心の効用を説いた本です。

ミニマリストは欲の少ない方が多い印象ですが、私は適度な野心を大事にしたいと思っています。心に残った部分を紹介します。

野心と努力はどちらも必要

「今のままじゃだめだ。もっと成功したい」と願う野心は、自分が成長していくための原動力となりますが、一方で、その野心に見合った努力が必要になります。

野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。

前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んでいけません。野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ、健全な野心といえるのです。 

野心を持つだけで努力をしないと、チャンスが訪れても結果を出せません。努力していないのですから当然ですね。しかし、コツコツ努力だけしていても、多くを望まないと大きな成長はしないのです

本人は努力をしているつもりでも、日本一を目指している作家と、食べていければいいと思っている作家では、ギラギラ度も違うし、チャンスを掴んでやろうという思いの強さが違う。最終的に結果を出せるかどうかはゴール設定の差なのです。

貧乏は消極的になる

母はよく、「貧乏って、消極的になるから悲しい」と言っていましたが、その通りではないでしょうか。お金がないと、どうしても行動範囲が限られてくる。~中略~

たとえば、ヴェネツィアのサンマルコ広場に一度は自分の足で立ってみたいとか、アムステルダムの美術館でフェルメールの絵を直にこの目で観てみたいとか、屋久島の縄文杉を拝みたい、と思い立ったときに、すぐに行けるお金があるかどうかということは、その人の生き方にかかわってくる問題だと思うのです。

お金がないと、行動範囲が狭まるのは確か。今の時代、無料や安価で楽しめる物が沢山あるために、以前より自由度が増しています。とはいえ、本物に触れる体験は貴重です。そして、お金に囚われない行動範囲の広さが、見識の広さとなり、その人の魅力に繋がるのではないでしょうか。

私も、あまり旅行したり物を買いたいという欲求はありませんが、自分の好きな場所に、思いついた時にふらりと行ける経済力と時間の自由は欲しいです。朝起きて、「そうだ京都へ行こう!」と思ったら気軽にできる生活をしてみたい。

専業主婦に向いている人は、自己顕示欲が少ない人

専業主婦に向いている人、家族の世話だけやっていて幸福に生きられる人に必要な素質とは何でしょうか。

それは、野心の親戚である「自己顕示欲」の量が少ないことではないかと思います。人にはそれぞれ生まれ持った自己顕示欲の量があります。その数値が生まれつき20の人もいれば、80の人もいる。20以下の人であれば、専業主婦として家の中のことをきちんとやって、身近な人にだけ褒めてもらえれば満足できるし、穏やかで幸福な日々を送ることができるでしょう。

著者は、自己顕示欲が130くらいあるので専業主婦は絶対無理、と書かれていました(笑)。先日、はあちゅうさんの「半径5メートルの野望」を読んだのですが、はあちゅうさんも間違いなく130はありそう。

そんな私は、自己顕示欲90はあると思います。はあちゅうさんのように、旅行先で仕事をするほど自分を追い込みたくないですが、ブロガーとして影響力を持ちたいし、心を動かす文章を書きたい。専業主婦では満足しないですね。

野心の日常的な心得

最後に、野心を持つ人間のための役立つテクニック3か条をご紹介します。

1 時間は2倍に使う 
移動時間に本を読む、テレビを見る時はマッサージをし、料理をする時は英会話を聴くなど、常に2つ以上のことをしているそうです。

2 まずはぐっすり眠ってから考える
落ち込むようなことがあったら、とにかく寝てしまう。朝日を浴びた新しい頭で翌日考えること。

3 運の強い楽しい友人たちと付き合う
運とは友人に引きずられるもの。明るく、よく食べ、声の大きく、自分の仕事に誇りを持っている楽しい友人を大事にすること。

まとめ

・成長には野心が必要。野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」である
・貧乏は行動範囲が狭まる。魅力ある自分になるためにある程度お金も必要
・専業主婦に向いている人は、自己顕示欲が少ない人