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ミニマリストは世界を変える!

無駄をはぶいて合理的に生きる。時間もお金も好きなことに集中。好きなことで稼ぐ、自立した女性を応援するサイト。

コスパ重視の私に刺さった「その損の9割は避けられる」が面白かったので紹介。

学び・書評
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大江英樹さん著「その損の9割は避けられる」を読みました。「あるある!」と思わずうなずいてしまうよ、引っ掛かってしまう例が沢山あったので、ぜひシェアしたいと思います。

その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)

大江 英樹 三笠書房 2014-10-23
売り上げランキング : 43469
by ヨメレバ

 

 人は損をするのが大嫌い。「損失回避」と「参照点」。

「損失回避」ということでいえば、株式投資で100万円儲かった時と、100万円損した時を比べてみると、同じ金額でも儲かった喜びよりも、損した苦しみの方が2~2・5倍くらいも大きく感じるということです。このために、損失を回避するということにとても敏感になるのです。

また、参照点というのはどういうことかというと、たとえば所得税が60万円源泉徴収されていたサラリーマンのAさんが年末調整で2万円戻ってくると、税の負担総額は58万円ですが、一方、50万円徴収されていたBさんが年末調整で2万円払うと負担総額は52万円ということになります。

BさんはAさんよりも負担額は6万円少ないのですが、この場合、戻ってくるAさんのほうは、「やった!2万円が戻ってくるぞ!」と嬉しく感じるのに対して、払うBさんは「え~!最悪!なんで払わなきゃいけないの?」と思うはずです。

実際に負担総額はAさんの方が多いにもかかわらず、損が少なくなったということに対して喜びを感じる心理がここにはあります。

つまり、額そのものの絶対値ではなく、どう変化したかを重視してしまうのです。

「損したこと」は「得したこと」より2倍以上強烈に感じるって、知りませんでした!これを覚えておくだけでも、冷静な判断ができそうです。私も「コストパフォーマンス」に敏感なので合理的に判断したいのです。実は損しているなんてもったいない!ん、これ自体が損失回避?? 

元をとろうと思う気持ちは危険

定額でのサービス、たとえばランチビュッフェなら、平均して食べられる量では回収できない価格設定になっているはずですし、携帯電話などの定額サービスも利用者平均の利用度数で見れば、利用者側には特にならないはずです。そうでなければ業者側は損がどんどんふくらむはずなので、そんなことはあり得ないからです。

したがってこういうたぐいの定額サービスは最初から元を取ろうと思わず、自分の利用頻度や食べられる量を勘案して利用するのが基本です。

定額サービスは、平均すれば回収できない価格設定」って、よく考えればそうですよね。企業側が、わざわざ損するような売り方しないです。 じゃあ、自分はこのサービスを使っていくのか、冷静に判断したいものです。そんな私は、30代後半からはビュッフェで元を取るほど食べられなくなり、次第に行かなくなりました。自分の体調や食欲を考え、適量をオーダーして食べたほうが満足です。

選択することは、心の負担。無料はとっても魅力的。

「無料」という言葉は、なぜこんなに私たちの心に響くのでしょうか?実はそれも「選択」に関係があります。何かの買い物をしたり、何かのサービスを受けたりする場合は、当然ですが、その対価を支払わなければなりません。~中略~私たちは、そういう多くの商品やサービスの中から、一つを選ぶことになります。

前にも話しましたが、この「選択する」という行為が心理的にはかなり負担なのです。最大の不安は、「選ばなかった中にもっといいものがあったのではないか?そうすると自分が買ったものは値打ちが低いので、それに使ったお金は損だったのではないか?」ということです。

ところが「無料」の場合はこれがないのです!

~中略~ここに大きな落とし穴が待ち構えているのです。無料の衝撃があまりにも心地いいために警戒心を解いてしまい、そこから「ワナ」にかかってしまうのです。

 「選択する」という行為は、心理的に負担なのですね。リスクを考えて決断するって、実はとってもエネルギーを使います。損したくないから、下調べもするし、比較検討もする。だからこそ、リスクゼロの「無料」はとりあえず安心。でも、そうやってハードルを下げた裏に、ちゃんとお金を回収できる仕組みがあるのです。無料相談の裏に「契約」があり、無料プレゼントの裏に「定期購入」「個人情報収集」等がある、ということ。

「思い出」は唯一生涯、値が下がらない「いい買い物」

たとえば海外旅行でパリに行った時の想いではいつまでも残っていて、楽しかった思い出が浮かぶたびに幸福な気分になれる、といったことです。

つまりモノを買うことによる喜びは一過性で持続しないのに対して、自分が体験した得た喜びの思い出というのはなかなか消えにくいという特徴があるのです。~中略~

物欲は少しセーブして、その分を旅行や食事などの体験に使ったほうが、トータルでの満足度は高くなるでしょう。

佐々木典士さん著「 ぼくたちにもうモノは必要ない」に「慣れ~飽きの法則」というものがありましたが、モノは、買った時が満足のピークで、いずれ飽きるんです。ヴィトンのバックでも、最新のアイフォンでも、毎日持って歩いたら普通になってしまう。人の脳は飽きっぽい。

そして、本文にあるように、楽しい想い出は色あせず、思い出してふっと心が温かくなる。幸せ感はお金で買えない貴重なもので、幸せ感こそ人生の目的と言っても過言じゃない。じゃあ、死ぬ前に何をすればよいかというと、思い出にお金を使うのがよさそうです。もちろん、日々を充実させてくれるモノ、幸せを感じるのを助けてくれるモノには投資しても良いですが、ちょっと立ち止まって、自分の心が一番「幸せ感」をもたらすものは何か、常に考えてみましょう。

思った事

普通に暮らしてハマりがちな罠に気づくことができるこの本は、超・実用的と思いました。特に、前半部分は身近な例がいくつも載っていて、週刊誌を読むように面白い(後半は投資の話がメイン)。満足のいく人生を送るために、心の仕組みを知り、無用な出費をせず合理的にいきたいものです。ん??やっぱりこれが損を嫌うってこと?わからなくなってきました・・

その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)

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