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夢を叶わなくさせている脳の仕組みとは?【書評】「夢」実現脳の作り方:苫米地英人

友人との雑談から「悩み」の本質を考える

友人と、昨日夫婦とランチをしました。その場で出た話で

悩みがある人は、悩みたいから悩んでいるんだよ

と友人は言いました。

悩みを解決して違う場所に進むのは怖いから、今の場所に好きでとどまっているんだと。

悩み多い性格の私は、自分は果たして悩みたいのか?今の状態が好きなのか?と自問自答して、ふと一冊の本を思い出しました。

苫米地英人著 『努力はいらない!「夢」実現脳の作り方』です。

こちらの本が、本質的な話を書いてあったので、ヒントになりそうと思い出しました。

今日はまず第一章をまとめたいと思います。

 

努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方

苫米地英人 マキノ出版 2008-09-16
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by ヨメレバ

夢をかなわなくさせているもの

私たちは知らず知らずのうちに、「そこにとどまりたい」というゾーンを意識の中に作り出しています。ルー・タイス(※)のプログラムでは、それを、「コンフォート・ゾーン」と呼んでいます。ひとまず、「自分がラクでいられる範囲」のことだと考えると、わかりやすいでしょう。

この「ラクでいられる」というコンフォート・ゾーンは非常に強固なもので、たとえ現状が思わしくない、変えたいという意識が本人にあっても、そこにとどまろうとする力が大きく働きます。口ではいくら「変わりたい」とか「現状を脱したい」といっても、また、本人はそう強く願っているつもりであっても、すでにできあがってしまっているコンフォート・ゾーンからはずれないように、思考や行動を勝手に制限してしまう脳の働きがある、ということなのです。(※)アメリカのコーチングの第一人者。タイガーウッズを教育したウッズの父はルー・タイスの教育論を使用した。

 

コンフォート・ゾーン=自分がラクでいられる範囲。

そして、コンフォート・ゾーンにとどまろうとする力は『非常に強固』とのこと!

表面上、自分が変わりたいと思っても、一晩たてば熱がさめてしまったり、セミナーで一時的に気分が高揚しても、結局は元に戻ってしまう・・その秘密はここにありました。

具体的な例は下記。

 

貧乏がコンフォートゾーンになっている!?

よく、こんな人がいます。

「貧乏はイヤだ、金持ちになりたい」といいながら、好きでもなく、給料がよいわけでもない仕事を、がまんしてやっている。給料日にお金が入れば、酒を飲んでグチでもこぼすか、一攫千金をもくろんでパチンコにでも出かけて、なけなしの小遣いをスッてしまう。

~中略~

「俺はいったい、何をやっているんだろう?」と自問自答し、「こんな自分から変わりたい」と思う。どうやったら変わることができるのか、と考え出すと「金さえあれば」とか「学歴があれば」とか「資格があれば」とか、今、自分がもっていないものや欠けている要素を、次から次に思いつく。

ところが、じゃあ、それはどうすれば手に入るのか、ということを考え出すと、とたんに先へ進めなくなる。そして、「どうせ俺なんか、何をやったってダメなんだから・・・」と結論づけてしまう。

なぜ、そうなってしまうのかといえば、「貧乏に苦しみ、酒やギャンブルで憂さを晴らす」という状態が、この人のコンフォート・ゾーンになっているからです。当人が、こんなのはイヤだ、変わりたい」と口ではいっていても、無意識では、その慣れ親しんだ現状から変わらないように努める力が働いているのです。

自分の現状に満足していない人は多いと思います。

悪い習慣を改めたい、ブラック企業を辞めて転職したいなど、この場所から抜け出たい!と常に考えている人も沢山いるのでは?

しかし、嫌な場所だと思っていてもそこから出られない。

それは、本人の努力が足りないとか、行動力や決断力が無いという話ではなく、脳が、コンフォートゾーンから抜け出せないような力を働かせているため。

本人が真面目な努力家でも、努力の方向が間違ったら物事はマイナスに向かいます。

ブラック企業につとめている真面目な努力家は、今の状況を抜け出たいと一生懸命働いて、結局は倍の仕事抱えたり、体を壊したりするのではないでしょうか。

あなたが現状を変えたいと思ったなら、まずコンフォートゾーンを変えるべきです。

努力をする、のはその後の話。

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無意識の働きは、単純

コンフォート・ゾーンを意識的に変えないかぎりは、無意識はあくまでもその範囲に合致しているか・いないかで、物事の重要性の高い・低いを判断しています。決して、客観的に見て、それが将来あなたのためになるかどうかという基準で判断するわけではありません。

無意識にとっては、ただただコンフォート・ゾーンに合致して、現状を保つことがプラスであり、それを妨げるものはマイナスです。プラスのものはよく目につくようにし、マイナスのものは見えにくくさせるように働くわけです。

このように考えてくると、単純な話です。夢がわからない、ゴールが見えないという人は、現在もっているコンフォート・ゾーンのなかにそれがないということです。では、どこにあるかといえば、コンフォート・ゾーンの外にあって、無意識が見えにくくさせている盲点の中に隠されているのです。 

無意識の働きは、将来のあなたのキャリアアップを考えてくれるわけではなく、ただただ「現状維持」をしようとする。

では、どうずれば嫌な現状を脱して、夢や目標を叶えられるのかというと

意識的にコンフォートゾーンを上にずらすこと、なのです。

 

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本気で心地よい場所を抜け出たいなら『期限付きの目標』を立てよう【書評】「夢」実現脳の作り方:苫米地英人 - ミニマリストは世界を救う!