高城剛『ヤバいぜっ!デジタル日本』を読みました。
この本からいくつかヒントをもらったので感想を書きます。
テレビとパソコンの違い
放送と通信の融合は、ここ数年でほうぼうで話題に上がっているが、基本的に僕はおかしいと思っている。
その理由は、前述したように、テレビとパソコンの置かれている場所が違う以外に視聴態度の違いも大きい。
テレビはなんとなく見るものなのに対し、パソコンの前に座ると、何かしようという気になる。
メールを書こう、検索しよう、という気になる。
だから、何かしよう、という気にならない人は、パソコンが必要ない。
なるほど!
そもそもテレビをつける時点で、人は受動的な時間を過ごそうと思っているし、パソコンを付けたなら、そこで能動的に情報集めたり、メールやSNSで交流しようと思っているんですよね。
パソコンは、自分で何かをしようとする人のモノなんですね。まあオンラインゲームとか、動画視聴とか受動的な使用方法ももちろんあるけれど・・それでも圧倒的にテレビ放送よりは、自分で自由に選べる。
人間は、もともと何かを生み出したい生物
クリエイティブに関して、僕が言えることは
まず何かやる。
そして、ずっとやる。これに尽きる。
きっと、楽しいことも大変なことも山のようにあるかもしれないけれど、きっと、知らない人からひどいことを言われたり、書かれたりするかもしれないけれど、それでも、次の何かを作りたいと思ったら、あなたはクリエイターだ。~中略~
まず、何か作ってみませんか?絵を描く、写真を撮る、キャラクターを書いてみる、WEBデザインする。それがクリエイティブで、そしてきっと、楽しいから。
だって、人間はそういう風に出来てるから。
大昔から、人は太鼓を叩いたり踊りを踊ったり、なんらかの創作活動をしていました。 人はもともと何かを作り出したいと思っているのかもしれませんね。
だから、ネットが普及した今の時代は、一つの方法として多くの人はブログを書きだす。辞める人が大半だけど、続いている人はブロガーという名前のクリエイターになれる。
辛いこともあるかもしれないけど、続けるのが大切というのはブログも同じですね。叩かれても、続ければ実績にもなるし、自然と考えの近い仲間が集まってくる。
人は、創作活動を楽しいと感じるもの、そういう生き物だという考えが斬新でした!
「旅」をする理由は?
僕はよく旅に出る。ただ放浪するのと、戻ってくる予定で放浪するのではまったく意味が違う。
僕の旅は後者で、戻ってきては何か作って、また出かける。これの繰り返しだ。
ではなぜ旅に出かけるのか?
その回答のひとつに、とにかくヤバい人や、ヤバいものに出会いたいと思っていることが挙げられる。知ってる、だけじゃ駄目で、その人やその作品に会いに行く。そして、頭の中がぶっ飛ばされて、その刺激と勢いで、帰ってきて作品作りをする。
だから、僕もいつかは、ヤバいひとになって、ヤバい作品を作って、そんな人になりたいのだと、思うのだ。
私は、旅をしたいと思いません。旅行ってとてもお金がかかるものだし、時間とお金と手間をかけて遠くにいくメリットがわからなくて。
でも、高城さんの文章を読んで少しわかった気がします。
優れた創作活動をするためには、良い刺激が必要なんですね。
旅に出て、地球の裏側で感じたことや、現地の人と会うことはきっとすごくショッキングなんでしょう。
ちきりんさんも、世界を歩いて考えますし。
社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! | ||||
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でも・・私は、その前に自分の中にあるものを出し切りたいです。
今までのインプットが多すぎて、体験したことがまとまっていない。自分の人生で成功したこと、失敗したネタがまだまだ眠っている。それを出さないと、死んでも後悔する。
しばらくブログを続けて、頭の中の情報を出し切ってスッキリしたら、その次は世界を見に旅に出る可能性もあります。
いつか旅をする日が来たら、はじけたように、あちこち飛び回っているかもしれません。
ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ (集英社新書) | ||||
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