画像は実家の近くの風景です。牧草のロールが転がっています。
私は昨年から耳の病気を患っています。そんな中、先日父が急逝しました。
▶父が亡くなって、後悔したこと。「今度」は無いとわかっていたら。
病気のことは、離れて暮らす両親を心配させたくなかったので、伝えていませんでした。しかし、お葬式で会うため伝えなければならず、その結果、親族からの温かい言葉で力をもらえました。今日は、病気とそのカミングアウトについて感じたことを書きます。
耳の病気と孤独
私は、耳の病気を患っています。聴覚過敏、という症状で、字の通り、音に過敏な状態です。普通の人には何でもない音が増幅されて聞こえ、耳に刺さる感があります。家の外は色々な音があるので自由に外出できません。
現在は病状も落ち着き、短時間の外出はできます。しかし発症した昨年は、人と会えず、病院と治療院だけ行くような時期がありました。もちろん、ネット上でSNSを通じて友人との交流はありましたが、現実世界で会話する人が少ないのは孤独なものです。
私の実家は離れた場所にあり、老いた父母に余計な心配はかけたくないので、病気のことは伏せていました。
父のお葬式での言葉
先日、父が急逝しました。その少し前に「父が入院する前に顔を見せに来てほしい」と母に言われました。その時に初めて病気を打ち明けました。音が苦手なので移動が難しいけれど、頑張って帰ってみると。母は驚いていましたが「今は無理するな、もうちょっと病気が良くなったら来なさい」と気遣ってくれました。
しかし、その電話から数日後に父が他界しました・・。母は無理に来なくて良いと言ってくれたのですが、行かなかったら絶対後悔すると思ったので、体調を崩す覚悟で行くことに。義兄が車を出してくれることになり、ゆっくり運転してくれたおかげで、無事に実家に帰れました。
お葬式が始まる少し前に、葬儀場に到着。すでに親戚一同は、お通夜から集まっていたので、長女の私が不在なのは不自然ですから、母から病状を伝えてくれていたようです。
色んな方に会うたび言われました。「めぐちゃん大丈夫?」「耳は辛くない?」「長旅で大丈夫だったか?」そんな言葉の数々。
特に、私を小さい頃から知っている叔母さんが、私の頭を両手で包むように撫でながら「かわいそう、かわいそう、耳、良くなるといいね」と祈るように言ってくれました。44歳の私を、子供のように心配してくれる叔母さんの言葉が、すごくうれしくて・・力をもらえた気がしました。
お葬式の日の夕焼け。今までにないくらいキレイでした。
病気になったら、誰にどう伝える?
病状が辛い時は、ごく身近な人としか話さないでじっとしてましたが、もっと人に助けを求めても良かったのかなと思いました。
「心配をかけない」のが正義ではなく、心配をかけても、人からのエネルギーや、良い情報をもらったほうが良かったかもしれない。その結果、もっと早く治る可能性もあり、気にかけてくれる人の言葉があれば、気持ちは軽くなっていただろうと思えました。
病気になってから、主に夫婦2人で色々な判断をしてきました。どの病院を選ぶか、セカンドオピニオン、東洋医学の治療をするのか。そのぶん夫には重圧があったと思います。でも、これが一人だったら、もっと辛い。
困っている時こそ、声を上げよう
今、困っている人がいたら、積極的に自分のことを伝えてみませんか?病気だけではなく、介護、就職、お金、人間関係など、人生ではいろいろな問題がありますよね。そんな時、声を上げることで相手と問題を共有できます。そして、直接、その問題の解決につながらなくても「気にかけてくれ人がいる」というだけで、心の支えになるものだと感じました。
今、辛い人にこそ「一人で頑張らないで」と伝えたい。これを読んで誰かが、行動を起こして楽になってくれれば嬉しいです。
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