栄養指導とメタボ指導の経験のある管理栄養士です。 自分自身も昔から太っていたので色々なダイエット経験あり。その中で気づいたことを紹介します。
ダイエットに共通する考え方
「糖質制限」「置き換えダイエット」など、世の中に色々ダイエットがありますね。
どんなダイエットでも、成功するためには、この4つのステップが必要です。
1 現状把握
2 目標を立てる
3 定期的に効果を測定する
4 修正する
こんなふうに思っています。詳しく説明していきます。
怖くても、現状を把握しよう
「現状を知るのが怖い」という人は多いです。半年ほど体重計に乗っていないとか。
お金に例えると「借金がある人は、自分の借金の総額を知らない」と言いますよね。
それと同じで、現実を知るのは怖いもの。現状を知り、標準体重からどれくらい差があるか知る。
ここだけでもとても価値があります。
例えば標準体重60 kg の人が現在70 kgあり、実は標準体重より10キロオーバーしていたとします。気づいただけでも危機感が生まれ、何とかしなくちゃ!という気持ちが芽生えるもの。間食やお酒を減らすなど、自分で工夫を始めるでしょう。
1つのダイエット方を試してうまくいかなくても、本人に危機感(やる気)があれば、他のダイエットに変えて、続けることもできます。
定期的に効果を測定しよう
結果出すためには、定期的に効果を測定することが必須です。毎日、自宅の体重計に乗ることや、または定期的に通うスポーツジム等で測定するなど。
人は「結果が出ているかわからないこと」を続けることはできません。
自分の努力の方向性が合っているか確認するために(体重測定のような)効果測定は必要です。
500gでも体重が減っていればモチベーションにつながります。逆に、体重が増えたなど、方向性が間違っていたらすぐに気づくことができます。
記録を見ながら修正する
体重測定など定期的に測定した記録があれば、それを見ながら修正することが可能です。自分では頑張っているつもりでも、ちょこちょこ食べ過ぎていた・・など、無意識でやっていることってあるものです。記録をとることで自然と軌道修正できます。
また記録は、栄養士やトレーナーなどに相談する際の大事な資料にもなります。
万人に共通する、正しいダイエット法はない
ダイエットは万人に共通するものはない、と私は思います。 王道と言われているカロリー計算も、100%正しいと断言できません。だって、食べた物のカロリーを、どのくらい消化吸収できるかは人によっても、体調によっても、違うと思うのです。
とりあえずの目安として、カロリー計算やバランスの良い食事は、多くの人に当てはまると考えています。世の中の流れとして、自然と糖質(ごはん、パン、お菓子など)が増えがちなので、その点では糖質制限は「バランス修正」にはなると思います。
どんな方法でも良いので、まずは1ヶ月続けてみて体重やサイズの変化を見てください。効果は出ているか、体に不調はないかチェックして方向性を考えてください。
一般的に言われている「カロリー計算と栄養バランスの整った食事」が始めやすいと思います。
給食や社員食堂の食事が良いお手本に。 定食形式(ご飯、お味噌汁、メインのおかず、小鉢)が栄養バランスがとれた食事です。 ラーメンやチャーハンなど一品だけの料理を避けるだけでもバランスが整います。
私が失敗した方法。プロテインが合わなかった
私の体験談ですが、高タンパク質の健康法を試した時に、プロテインを飲むと最初の数か月は調子良かったのですが、数か月後、背中が重だるくなるような感覚があり不調に・・・。自分には高タンパクが合わないと気づきました。
自分に合わない方法もあるので、一定期間試して、効果があるか、不調はないか、判断するのは大事だと思います。
というわけで、ダイエットの基本の考え方
1 現状把握
2 目標を立てる
3 定期的に効果を測定する
4 修正する
これだけ覚えておき、続ければ必ず正解に近づくと考えています。
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