高橋歩さん「人生の地図」を読みました。
人生の地図 | ||||
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自由に生きることを主題とした、写真付きの名言集です。
7つのテーマで書かれていますが、私が普段気になっている「仕事」について、心に響いたので抜粋します。
職業に上下なんてない
職業に上下なんてない。
全ての人に、「自分にあった職業」がある。
他人から見てどうこうではなく、ただ、自分自身が誇りを持てる仕事を。
日本人は、人からどう思われるかをとても気にします。仕事選びも、パートナー選びも、すべて周りの人の目を意識して生きていますから。でも本当は、自分が心の底から納得した仕事ならそれが最高のはず。
と言いつつ、書いている自分も、人から見られて「素敵な仕事」につきたいという想いが手放せないからこの文章が気になるのだろうなあ^^;
やるべきことはシンプル
まず、たくさんのものを見て、たくさんの人に出逢い、やりたい仕事を見つけること。
そして、その仕事に熱中し、専門的な技術と知識を徹底的に身につけること。
あとは、身につけた知識と技術を生かして、誰かの役に立つこと。
やりたいことで、メシを喰うために。
難しい事はなにもない。
シンプルに、やるべきことは、それだけだ。
こう書かれると、自分が好きなことで食べていく過程はシンプルです。こんなに単純に、一冊の本に書くくらいの内容のことをまとめてくれた文章は無いくらい。
『たくさんの物を見て好きな仕事を見つける→仕事に熱中し技術を身につける→誰かの役に立つ』
この流れを、寄り道しながらも続けることで好きなことで食べていけると思った。ただ言うは易しく、実行できる人は少ないけれど。
仕事は自分で作る
仕事は自分で見付けるべきものだ。
また職業は自分でこしらえるべきものだ。
その心掛けさえあれば、仕事、職業は無限にある。
豊田佐吉(トヨタグループ始祖)
今の時代、スモールビジネスを作ることは簡単です。 転職情報誌に載っている情報以外にも、自分で作る意識があればどうにでもなる時代です。こんな時代に生まれてラッキー!と思いました。チャンスを生かしましょう。
人生は楽園
仕事が楽しみならば、人生は楽園だ。
仕事が義務ならば、人生は地獄だ。
ロシアの作家 ゴーリキー
何度も目にしたことがある有名な名言ですが、心から同意するので外せませんでした。
たぶん、「楽園」と言い切れる人は少ないでしょう。日々の生活のためにしかたない・・と自分に言い聞かせ、楽園への誘惑と、地獄をさまよっている人が多いと思うのです。楽園に一歩でも近づける毎日を送りたい!
この写真集は、写真が美しくありません。(断言スミマセン)
美しい空や可愛らしい子供を映した従来のメッセージ写真集とちがい、美しいとは真逆の、黒人男性や、少し汚れたような風景、ごつごつした手の老人も多く出てきます。それが重みがあるんです。そして印象に残る。
短い言葉と、世界各国の「自由さ」を感じる重みのある写真。
この組み合わせが心に響くのかなと思いました。
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