あなたが人生で求めているもの=こだわり
こだわりがある女性と、お話していてわかったことがあります。
子育て中の主婦で、オシャレな友人のWさん。結婚する前は都会でのOL生活も長くお洒落を楽しんでいた方です。モノへのこだわりが強く、生活の色々なシーンで快適さを求めます。
例えばお子さんと遊ぶ用の服も、シチュエーションで考えているそうです。
・外遊びをする日
・外遊び+屋内遊びが半々の日
・外遊び:屋内遊びが7:3の日
・室内だけの日
それぞれ、快適さを追求する彼女はそれぞれにベストな服を選ぶという話をしていて、私はとても面白いなーと思いました。
彼女は、美的感覚と実用性の間でいつも絶妙なバランスをとっているのです。
オシャレを優先してヒールを履いたりアクセサリーを付けるのは一人で出歩く時だけ。本当は100%お洒落していたいけれど、お子さんやその他シチュエーションとの兼ね合いで妥協をして、アウトドアに行くなら温度管理、耐久性などを考慮したり、外に行くならこれくらいジーンズにゆとりを持たせたい・・等々、その時のベストな服装をしたいのです。
彼女が人生で大切にしているものは、そのシーンに合わせた快適さ、そして美しくいるということ。自分のやりたいことを実現してくれる物は、人生で必要ということになります。私はミニマリストなので少ない服で平気ですが、それは彼女ほどのこだわりがないから楽に減らせるのです。でも彼女が質の高い人生を送るために服が必要なら、捨てるべきではありません。
大切にしていることを、大切にできるモノ選び
自分に必要な物は沢山所有すればいいと思います。好きな物のコレクションは大いに結構です。自分にとって必要な物(またはイベントや時間)を手に入れるために、お金を稼いでいるのではないでしょうか。
死ぬときに、あれを持っていたお蔭であんな良い思い出ができた・・と思える物なら、人生に悔いなしです。大いに持ちましょう。
自分の人生で大切にしていきたいこと、そしてそれに関連する物に囲まれて暮らすのは本望です。でも、それ以外に沢山の物に溢れているのが、多くの家庭の現状だと思います。
物が少ないと、自分の心に敏感になれる
物が少ないと、「大好き」「ちょっと好き」「違和感を感じる」という自分の心の声に気づきやすくなります。そうすると、自分がこういうものを好み、こういうデザインに違和感を感じる・・などの、自分を理解することに役立ちます。
物を通じて、自分の心を理解するのです。
自分が人生で大切にしていることと照らし合わせて、物を整理していく過程で、必然的に自分というものをじっくり考えることになります。
これが、ミニマリストや断捨離をしている人がよく言われる「人生が動き出すきっかけになった」という言葉の本質だと思います。
人間の脳は、沢山の情報を処理できない
人間の脳は、あまり沢山の物があると、選択能力が落ちます。「ぼくたちにもうモノは必要ない」という本でも書かれていましたが、脳は太古の時代からそれほど進化していないのに、情報量だけは数十倍になって、沢山の物事を処理しているのが現代人です。常にオーバーワークなのです。
物を整理して、日々の脳の負担を減らしましょう。そうすると、自分の生活の中に残った少ない物とじっくり向き合えます。その結果、自分はどんな人生を欲しているのか、どこにこだわっているのかも分かります。
自分を理解することで、人生のいろんな場面で、的確な判断ができるようになります。すると、生きやすくなるのです。
ときめきより、集中だと思う
大好きな物に囲まれる暮らしは快適ですね。「ときめく」とか「気分が上がる」というのはわかります。特に女性にとって、自分の機嫌を保つことは大事でしょう。
でも、実は「目的に向かって集中する」ことが、結果的に気分の良さに直結していると思います。
家の中に物が溢れると、考え事をしてもノイズが混じり、時間もとられ、人生でやりたいことがあっても邪魔されて実現が遠のきます。
断捨離して、自分らしい人生を送っている「スッキリ感」が毎日を快適にしてくれるのではないでしょうか。
本当にやりたいことをして生きる、これ以上に心を軽くするものはありません。
物を整理して、迷いのないシンプルな人生を送りましょう!
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - | ||||
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