「運を支配する」を読みました。
きっかけは、友人のkeiさんのブログ
シンプル思考になれる本:運を支配する | ここちよく流れるの中で紹介されていたためです。
20年間無敗という雀士の桜井章一氏と、サイバーエージェント社長の藤田氏が、運について語った本。
よく、「宝くじが当たったら○○したい」という言葉を耳にしますが、私はそういう発言あまり好きではありません。受動的で、まったく計画性がないからです。本当に夢をつかみたいならそれなりの行動すればいいのに・・と思います。
この本では、「運を支配する」というタイトルで能動的な感じが気になりました。内容はとてもまっとうで、日頃から自分を律して、感覚を研ぎ澄ませ、準備をし、勝負に臨み続ける・・といった地道なことばかり。それでも、運というものを使いこなし、今より前に進みたいと思うひとにはお勧めの本です。気になった部分をピックアップします。
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どんな人と一緒に過ごすかは大事
仕事は気分よくやれるかどうかで、仕事運というものは大きく違ってくる。周りが嫌な人ばかりの中で仕事をしていれば、いつも悪い気分のままで、決していい仕事はできないだろう。反対に好きな人や違和感のない人たちの中で仕事をしていれば気分がよくなり、そのことは仕事にもいい結果をもたらすはずだ。
嫌な人に囲まれて、良い仕事はできないと思います。本来の仕事に割くエネルギーを、人間関係で消耗してしまいそう。逆に、好きな人と一緒にすごすと、お互いインスピレーションが湧き、楽しい雰囲気で脳もリラックスしアイディアが溢れ、相乗効果で良い発想が出てきそう^^
私は、プライベートはもちろんですが、仕事や楽しいイベントをする時も、なるべく気分良くなる人と一緒に過ごし楽しくやりたいです。自分が楽しむと、それは相手に伝わり、その結果広がりも大きくなり、影響力が増す気がしています。
採用面接では、頭がいいとか学業が優秀だったとかいうことよりも、性格がいいことを採用の必要条件としてきました。職場においてはポジティブに頑張ろうというタイプの人をマジョリティにすれば、他の人も頑張ろうという気になるものです。
実際にはポジティブでもネガティブでもないという中間のひとが大多数なのですが、人は周りの影響でポジティブにもネガティブにも転ぶものです。
「実際にはポジティブでもネガティブでもないという中間のひとが大多数」これは真理ですね。ネガティブ・ポジティブのどちらにも転ぶ多数の人を、ポジティブな人が引っ張っていけばポジティブなグループができる。そうやって、意図して作っていけばいいと思いました。
もっと言うと、最初からモチベーション高い人を集めて、熱意のあるグループを組むと、最初から皆の温度が揃っていてやりやすそうです。
正しい方向への努力
個人的に親しくさせてもらっている歌手のGACKTさんは、相当な努力家です。ボーカル以外にもギター、ドラム、キーボードといった楽器も全部完璧に演奏できるし、5か国語を話せる。体のコンディションを考えてお酒はほとんど飲まず、肉も食べない。
それほど努力している彼が「自分は本当にストイックだと思う。でも女やドラッグにおぼれているような奴がさらっと名曲をつくることがあるんだよね」と冗談めかしていっていました。
努力というものが何も保証しないことを、GACKTさんは身をもって理解している。それでも暗闇の中で跳躍を重ねるように圧倒的な努力を続けているからこそ、厳しい芸能界で長年にわたって活躍し続けていられるのだと思います。
たとえ全身全霊を傾けた努力であっても、上手くいく保証はない。それでも努力は勝つ確率を上げてくれます。そのために大事なのは、「正しい方向に努力しているか」ということです。努力の方向を間違えれば、いくら努力をしても勝率は上がりません。
努力する方向性をつかむには、「ここを押さえればいい」といった勝負勘のようなものが必要です。ただし、こういうセンスは努力する以前に培っておかないといけないものです。
努力の方向を間違ってしまうと、努力が報われないどころか、頑張ったぶん悪いことが起こる。それって、すごくむなしいと思います。コストパフォーマンス重視したり私は、本当に避けたいことです^^;
そうならないように、常に正しい方向を意識する。定期的に自分を振り返る。ストイックなのはいいけれど調整しながら進みたいです。そのために、ブログや日記を書くのはやはり大事だと思いました。
努力をしても必ず上手くいくわけではないけれど、確率を上げるというのは正しいです。意識して、自分を律して行けば、その努力が報われると思うのです。
GACKTさんは芸能界という厳しい世界ですが、一般人の私たちが普通にビジネスしたり目標達成する程度なら、一点集中し本気出せば、かなりいい線行けるのではないでしょうか。
運を支配する (幻冬舎新書) | ||||
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