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実際そこんとこどうなの?がわかるフリーランスのための、申告・節税の基本を学べる本

最近、ブロガーや自営業や、フリーランスの方も沢山増えて来たように思います。私も、今年初めてきちんと申告をする立場になりました。

今現在、レシートと領収書を保管しておくだけで、申告については未知の世界なので、とりあえず一冊本を読み学ぼうと思いました。それがこの本です。素人の私が読んで役に立った部分をご紹介します。

簡易簿記でやる青色申告と、白色申告の手間は変わらない

確定申告には大きく分けて、簡単な「白色申告」と、本格的な「青色申告」の2種類があります。青色申告することで、青色申告特別控除という特典がもらえるそうです。それが簡易簿記だと簡単だけど10万円、複式簿記だと複雑だけど65万円も控除されるとのこと!全然知らなかった・・・。

先生「集計作業を申告時にまとめてやるか、事前に小分けしてやっとくかが違うくらいでね、簡易簿記でやる青色申告と白色申告って、じつはほとんど手間ってかわらないものなんですよ」

著者「た、たしかに毎年毎年、前もって整理してりゃらくなのになぁって申告時に泣き濡れてました!」

先生「そこで前もって整理したとするでしょ?そしたらそれはもう青色申告の10万円控除受けるのと一緒のことをやってるわけ」

著者「ああああああああ! た、確かにそうですね! ああああああ!」

先生「同じことやってんのに、かたや控除がもらえて、かたや控除なしってのはムナシイですねぇ。しかも青色だと、控除だけじゃなくて他にも様々な特典がありますし・・・。」

簡易な青色申告と、白色申告の手間は変わらないとのこと。私の旦那さんは、毎年「白色申告」をしていますが・・それって、損だったのですねーー!ショック。

手間が変わらないなら、お得な方が良いに決まってます。

 

 領収書=金券みたいなもの

この「経費」ってやつは、キチンと「何を何のために購入した」って証明できなきゃいけないので、必然的に領収書をかき集めることで積み上げていくようになるのです。そ、領収書というのは経費のもと。それをせっせかためこんで、「売上ー経費」の式で「経費」部分をふくらませれば、必然的に所得が低くなってめでたく税金も安くなる・・・と。

そう考えるとですね、領収書ってのは政府からキャッシュバックしてもらえる金券みたいなものなんですよ。~中略~

つまり領収書ってのは、最低でも額面の10%が還元してもらえるありがたい金券ってことになるのです。

 なるほど納得。領収書やレシートは、管理が面倒ではありますが、後から役に立つ10%引き金券だと思えば、愛着が湧きますね(笑)

10%ってすごいですよ!消費税以上に帰ってくるなら、もうそれは大切な「仕事」の一部です!

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問題になりやすいのは、光熱費や車などの按分比率

では何が問題になりやすいのかというと、たとえば光熱費や車などの按分比率。自家用に何%使用して、仕事用に何%使用してます~という項目ですいね。この辺りが「え~どうなの?100%仕事用とかにしているけど、この車だってちょっとは家の買い物に使ったりしてんじゃないの~?」とかつっこまれてくるわけですね、

え?仕事用100%にしてるんだけど、なぜか後部座席にチャイルドシートがついている?

 フリーランスの方で、特に問題にされやすいのがこういった自家用と仕事用の分け方(按分比率)とのこと。自分で設定できるものですが、あとから突っ込まれても大丈夫なようにしておくのが良いでしょう。

 

ダメもとで経費に乗っけてみるのがお得

 たとえば「これは経費で認められるかな~?」と不安になるようなのを10個計上したとします。それぞれ1万円のブツだったとすると、これでその年は1万円税金がやすくなったわけです。ところが税務署さんがクレームをつけてきて、うち9個がダメ出しされたとしましょう。そうすると、当然その分で浮かせていた税額の9千円は改めて払わなきゃいけなくなる。このとき、さらに追加で払えとなるのはいくらかというと・・。そう、せいぜい270円程度なわけですよ。

「怖いな~とやたら神経質になって、なにも計上してなきゃ1万円納めるはずのとこなんです。でも、とりあえず仕事で使ったことは使ったんだから計上しとけってした場合、たとえ9/10がハネられたとしても納めるのは9万9千270円。ね、1個でも認めてもらえれば得になっちゃう計算なんですよ。そう考えるとしょせん見解の相違に正解なんかないんだから、臆病になるだけ損なんです。」 

「言ったもん勝ち」の世界だということが分かりました。とりあえず申告しておき、認められなければあとで追加で払えばOK。多少強気で、経費として計上するものなんだということが分かりました。

実際に個人事業主に税務調査が入るのは、1%程度だそうです。ずーっとフリーランスで働くなら、一生に一度くらいは当たってもおかしくないですね。もちろん脱税はいけませんが「多少多めに見積もるのもアリ」という考えは理解しといても良いのでは、と思います。

多少ブラックな部分も書いてありますので、フリーの方はチラリをと読んでみるのをお勧めします。