こちらの記事の続きです
夢を叶わなくさせている脳の仕組みとは?【書評】「夢」実現脳の作り方:苫米地英人 - ミニマリストは世界を救う!
今回は第2・3章より
ホメオスタシスは、物理空間・情報空間を問わず、なんらかの環境の変化が起きた時に、生体の内部状態を安定させるように働きます。それが健康を保つ役割を果たしている反面で、みなさんの変わりたいという願望の妨げにもなっているわけです。
ホメオスタシス(恒常性維持)の働きは、体においては健康維持に役立ってくれているけれど、それが心理面にも同じように「現状維持」に強く、働きかけるとのこと。
例えば、貧乏な家に生まれついた子は、自分は貧乏である、という親に刷り込まれた通りのホメオスタシスの中で維持されてしまいます。
自分がどれだけひたむきに努力しても、ホメオスタシスがなぜか失敗させてたり、病気にさせたりと現状維持してしまう・・それくらい強く影響します。
変わりたい人にとっては、ありがた迷惑な話。
意思決定は、実はホメオスタシスの影響下。
例えば、何か新しいことに挑戦しようとすると、なぜか臆病風が吹いてくる、という人がいます。
あるいは、めんどうくさがりで、そもそも新しいことに挑戦しようという気が起こらない、という人がいます。
これは、過去に失敗したり、思い通りにいかなかったりして、苦い思いを味わった経験から、「新しい挑戦課題が現れたら、逃げる」というホメオスタシスのフィードバック関係を作ってしまったのです。挑戦さえしなければ、失敗することもないから、心の安定が保てるというわけです。~中略~
逆に、成功体験を重ねている人ならば、うまくいく自分の姿をリアルに想像できるので、前向きなフィードバック関係を形成することが可能です。
ホメオスタシスは「安定」をどこまでも優先するので、過去に挑戦して失敗した経験があれば、次から挑戦を避けるような働きをするのですね。
逆に、成功体験を重ねている人なら、挑戦=成功して快適、という関連ができているのでホメオスタシスが決断を後押ししてくれる。
みなさんは、思考や行動はすべて自分の意志でコントロールされていると思っているかもしれませんが、じつは、そこには常にホメオスタシスのフィードバックが働いているのです。
だからこそ、そのフィードバックを良い方向に機能転換することさえできれば、「自分を変える」ことは思いのままだということです。
自分の意思で考えているつもりが、脳の作用で常に一定状態に保たれるように思考もコントロールされている。なので、脳からのフィードバックを変えられれば、自分が思い描く未来にふさわしい性格になれるということ。
これってすごい、夢がある!
私、けっこうウジウジ悩む性格なので、このあたりが一番心惹かれました^^
悩まずに行動できる性格になりたいです。
で、その脳からのフィードバックを変える方法というのが、前回の日記に書いた、期限付き目標を立てて、その過程を想像しコンフォート・ゾーンをずらす、ということなのです。
コンフォート・ゾーンをずらし、自分のイメージを高く変えられたら、あとは脳が自動操縦してくれるのです。努力は不要とのこと。
努力することがあっても、それは目標達成のために進んでいる状態で楽しいとありました。
自己評価が高ければ、必ず結果はついてくる
学校の勉強でもスポーツでも、「自分はこれくらいだ」という自己評価が固まれば、そういう結果になるようにホメオスタシスが一生懸命働くのです。
現状はそれに充たなくても、高いコンフォート・ゾーンを設定して、それに見合う自己評価を維持できれば、必ず結果がついてくるのです。
ただ、結果が出るのに少しタイムラグがあるだけです。~中略~
いちばん重要なことは、本当に心の底から「やりたい」と思うこと、「こうありたいと願う目標に向かって、24時間、朝から晩まで自分の自己評価を高く維持するように努めることです。
いやー、もう「洗脳」ですね(笑)
何はともあれ、自分のイメージを高く高く保つこと。
上手に洗脳できれば、あとは勝手にやってくれるという話・・とても興味深いです。
スポーツ選手などが、イメージトレーニングをすごく重要視していますが、成功するイメージを強く持つことで、本当に成功してしまうのですね。
脳ってすごい!
続きはまた後日・・5章・終章があるのでもう一回記事続きます。
最後まで読んでくれてありがとうございした。
具体的な呼吸法までは紹介できないので、気になった方はぜひ本を読んでください。苫米地先生の本は数十冊ありますが、この本は初心者でも一通り網羅できる内容と思います。
努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方 | ||||
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