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「インベスターZ」が人生を学べる良い教科書だった!投資マンガから学んだ8つのこと。

投資をテーマにした漫画、「インベスターZ」を読みました。著者はドラゴン桜を書かれた三田紀房氏。この本は投資がテーマですが、人生に役立つ言葉が沢山あったのでご紹介します。

 1 成功するのは、やればいいだけ 

インベスターZには実在する著名人が何名か登場しますが、その中でも元ライブドア社長の堀江貴文氏が出てきます(絵はあまり似ていませんが)。
堀江氏は、ベンチャー企業を始めたい学生に対し、1000万円の出資をする代わりに、東京から北海道までヒッチハイクをするという条件を出します。

苦労してヒッチハイクをしてたどり着いた彼は、ヒッチハイクは意外とやればできるということに気が付きます。そこで、ホリエモンは言うのです。

成功って、実はものすごく簡単・・・やればいいだけのこと

美人の隣に座れるのは、美人に告白した男だけだ

 

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世の中、考えたり悩んだりするだけで、実は行動しない人ばかりであると説きます。お金儲けのアイディアを持っている人はごまんといるが、行動するのは一握りの人間だけ。リスクもあり、批判にさらされることも、恥ずかしい想いをすることもあるでしょう。たいていの人は行動しないから、行動すれば勝ちなのです。

恋愛にしても、美人と付き合いたいなら告白すればいい。相手にされなければ他の美人を狙う。そうやっていけば20人目くらいにはOKしてくれるかもしれないのです。モテるテクニックじゃなく、勇気と行動力の問題なのですね。ビジネスも同じで、渾身の企画書が相手にされなくても20社目で1千万の投資を引き出るかもしれない。行動あるのみ、です。

2 必要なのは、型にはまること

投資で2千万を貯めた中学生の美雪は、投資家のウォーレン・バフェットの投資をそっくり真似をし、資産を作ることに成功しました。

自分のオリジナルを考える前に、まずは先人たちが残してくれた成功法則を真似て、上手くいく「型」を身につける。そうすれば早く結果が出るのですね。

先人達が長年積み上げてきたデーターや成功法則を学習し、そのうえで自分らしさを発揮するのが一番の近道になるとのこと。

例えばブロガーなら、先人ブロガーの本を読んで学んでから取り組んだ方が速いし、尊敬する先輩のブログは、徹底的に文体やデザインをコピーするのが近道でしょう。

 

3 1人の人間の信念は、会議に勝る

テレビショッピングで有名な、ジャパネットたかたの高田社長が登場します。

高田社長は元々小さなカメラ屋出身で、温泉宿の宴会の席で記念写真を撮る仕事をしていました。そこで会話術を磨いてお客様の笑顔を引き出し買いたくなる写真を撮るスキルを身につけました。そこでカメラ屋とは、製品を売ることではなく「商品販売を通じてお客様を満足させること」が商売の本質だと気づきます。

そう気づいてから、お客様の満足を第一に考え、その信念にそって行動し続け、今のような大企業に発展したのです。

日本の大企業は、会議で大切なことを決めますが、そうすると多くの人の意見が混ざり保身を考え、大きな変革は難しいでしょう。それより、一人の人間の信念に沿って多少ワンマンでも会社を動かす方が結果的には良いのです。その信念が、世の中の役に立つものであれば、会社は発展するのですから。

4 成功は自分の実力以外の要素も大きい

戦後の日本の発展は、勤勉で真面目な国民性のおかげで努力したからという理由はありますが、一方で様々なラッキーが重なっていたとのこと。高度成長期に日本のものづくり産業が上手く行ったのは、プレーヤーが少ない中、円安を武器に暴れまわれたことが勝因でした。

何が実力で、何がラッキーだったのかを分析することが大事」と説きます。なので、例え自分がビジネスで成功したとしても、それを実力だと思いたがるのが人間ですが、浮かれずに分析をし次へ生かすことが大切なのです。

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自分の話ですが、自分のブログがそこそこ読まれているのは、元々文章を書くことが好きだったという資質以外に、たまたま「ミニマリスト」という注目カテゴリに入っていったという原因が大きいです。時代に合っていたのです。しかし継続できるかどうかは本人の努力ですので、後は成功体験に引っ張られず、努力を続けるだけです。

成功の要因を分けないと、自分を過信してしまいます。自分の能力のありかを見極めて、能力のある部分はしっかり生かし、それ以外は普通か普通以下(^^;)であることを認め、奢らずに謙虚でいたいものです。

5 「何をしたか」より、「何をしなかったか」

何でも人並み以上にこなす神代先輩は、毎日のようにテニスの壁打ちを練習していますが、なんと、テニス部現役生徒と試合をして勝利しました。その秘訣は、相手のミスを誘って自分はミスをしないこと、とシンプルなもの。

試合に負けて落ち込んだテニス部員にするアドバイスは、「何でもやろうとして中途半端になってはいけない」ということ。スティーブジョブスを例に出し、「何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい」という名言を伝えます。

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「決断」とは「切って離すこと」。何かを成し遂げるときというのは、やらないものはやらないとはっきり決めた時であると。全部自分でやろうとすると、どれも中途半端になり、妥協せざるを得ない。それより、自分は何よりこれが得意という一つを見つけることだと説きます。

満遍なく努力すれば、普通にデキる人になるだけです。努力の度合いでALL70点になるか、90点になるかの違い。しかし集中は100点満点を産むのです。ビジネスの世界で、100点のアイディアに90点は惨敗するでしょう。

6 得意なことをして、社会に還元する

ウォーレン・バフェットの思想の中に、「人々がそれぞれの最も得意とする分野でできるだけ長く一生けん命働けば、それだけ社会が富む」と言うものがあるそうです。これは、心から納得できる一言でした。

苦手を伸ばすのではなく、好きなことや得意なことを極める。そうすると本人も周りの人も幸せで、社会全体にとって良い事なのです。後は、才能をどう見つけて仕事と上手につなげていく方法を探るかです。

バフェットは、自分の才能を見極めました。「投資」の才能です。彼の資産は数兆円ですが、毎年受け取る報酬は900万円。粗食で古い家に住み、贅沢をせず、死後は財産の99%を寄付すると明言しています。

投資は自分のためではなく、自分の才能を見極め、そして生かしています。自分の才能を世の中で生かすことを続けているのです。

 

7 すべてのことに出口戦略を

主人公は、初めて自分で株を買い、その結果少しの儲けを出します。その経験から、投資で大切なことは何%上がったら、逆に何%損したら売るかを決めておくことが重要と学びます。売る時のタイミング(出口戦略)に成功の秘訣があるのです。

学校の勉強も同じく、出口戦略が重要と説きます。ただ漫然と教科書を覚えるでなく、どの教科で何点をとりたい、だからここを重点的に覚えるという戦略をもって取捨選択すれば、効率よく成績は上がると。そして、勉強以外でも「出口戦略は全てに通じる世の中ルールである」とのこと。

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試験勉強も同じです。合格するためには参考書を1ページ目から読むではなく、覚えてしまうくらい過去問を何回も解くことです。これは、私は資格オタクだったのでいろんな試験を受けるうちに、体感できました。勉強も他のことも、戦略性は必要なのです。

8 金を掘った人に金持ちはいない

アメリカでゴールドラッシュが起きた時代、一攫千金を求め金を堀りに行く人が大量に現れました。その時、出るかどうかわからない金を掘るより、確実に儲けた人達がいます。それは、金を掘る道具(スコップやつるはし)を売った人、宿や酒場を提供した人、最終的には鉄道で大量の物資や人を運んだ鉄道会社が大儲けします。

そこで分かった真実は「金持ちとは、社会のブームを利用して稼ぐヤツ」なのです。ブームにのった夢見る人達の周りで、時代を読み戦略的に立ち回った人が、確実に収入を得ています。

砂金が出た、という情報をいち早く掴み、知恵を使って行動した人が、お金持ちになれるのです。情報を早く掴んで砂金を掘りに行く人は、先行者利益があったかもしれませんが、後から行った人はたぶんほとんど掘れなかったでしょう。情報を早く掴み、さらに知恵を働かせて早めに動いてインフラを作る人こそが、莫大な利益をもたらすのですね。

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こう考えると、先を読む感覚、そして人間の心がわかるマーケット感覚、そして行動力。この能力が揃えば、平成の世の中をサバイバルしていけるのではと思いました。

今回は1~8巻までを読みましたが、10巻まで出ているので興味ある方はお勧めします。投資のテクニックが学べるというより、私は人生の教科書的な意味合いが強いと思いました。少しブラックな歴史解釈も面白いです。大人が楽しめるマンガでした。

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