毎日、誰とも話さないで下を向いている子がいたら、どうしますか?
自分は、高校時代、誰とも話さずに過ごしました。自分では言葉にできず解決できなくて、周りの人も困っていたと思います。
30年後の今、当時、私はどんな声かけで心を開いただろう?と考えてみました。
- 友達がいなかった高校時代
- 諦めているので、相談はしない
- 小さな問題に困っていた
- 日々の小さなことだけでも、相談してもよかった
- 話を聞いてくれる人が欲しかった
- まとめ:心を閉ざしている人に対してできること
友達がいなかった高校時代
私は高校時代、友達が作れませんでした。理由は、自分に自信がなくて、人に話しかけることができなかったため。
当時は体重70キロの肥満体で、太っている自分は醜く、価値がない。こんな自分が友人なんて作れるわけがないと思っていました。
3年間ひとりで過ごしました。休み時間は机の上につっぷして寝たふりをしていました。本当に寝ているのではなく「誰も話かけないで」という拒絶のポーズなんです。傷つくのが怖すぎて、誰も近寄ってほしくなかった。
諦めているので、相談はしない
担任の先生は、孤立する私を気にかけていました。友人を作るきっかけを作ってくれたり、面談をして心を開かせようとしてくれたように思います。でも、私は諦めていました。先生や親など、大人がいくら介入しても、私の問題を解決できるわけがない。そう思い込んでいたのです。
素直に助けを求めればよかったのでしょうけれど、10代の胸の内は複雑で、諦めと恥ずかしさで何も言えなかったのです。
小さな問題に困っていた
友人がいないと、日々の小さな困りごとが起きます。グループに入れないため、授業等でグループを組む時に、誰かが私を見つけて入れてくれるまで、内心困りながら、じっとしていました。
その他にも、自分から話しかけられないので、ノートを見せて欲しいとか、道具を貸して欲しいとも言えません。何か授業や課題など、わからないことがあっても聞く相手がいないので、すべて自分で何とかしていました。
日々の小さなことだけでも、相談してもよかった
「話しかける勇気がない」「自分に自信がない」など、根本的な問題は簡単に解決できません。
でも、今思えば、日々の小さな困りごとだけでも、誰かに相談しても良かったのです。休んだ日のノートが借りられないとか、グループの課題が出せないとか、小さな問題についてなら、先生も多少手助けできたと思います。
例えば、週に一度、先生に電話(今ならLINEなど)する機会があれば、今、困っている目先の事に対して、相談できたかもしれません。
こまめに連絡を取り、きっかけを作ってくれれば、タイミングが合えば少しだけでも話していた気がします。
話を聞いてくれる人が欲しかった
一人でも話を聞いてくれる人がいたら嬉しかったと思います。今思えば、保健室の先生を頼っても良かったかもしれません。
その他にもスクールカウンセラーなど専門の方がいたら、お話できた可能性もあります。
問題を解決しなくてもいい。ただ話を聞いてくれる人がいれば、行動が変わったかもしれません。
まとめ:心を閉ざしている人に対してできること
私が心を閉ざしていた時、周りの人にしてほしかったこと
・定期的に、個別に話す機会を作る
・電話やLINEなどで連絡できる仕組みを作る
・保健室の先生、スクールカウンセラーなど話を聞いてくれる人を紹介してくれる
心を閉ざしている人が周りにいたら、私の体験がヒントになれば嬉しいです。
また、現在、集団に馴染めなくて困っている人がいたら、この記事を読んで行動できることを見つけてくれたら・・そんな風に思ってこの記事を書きました。
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