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【書評】自分を好きになりたい人へ「ぼくたちは習慣で、できている」

今日紹介するのはこちらの本です。

皆さんは、今の自分に満足していますか?私は満足していません。やりたいことが沢山あるけれど中途半端、いつも不安や焦りを感じています。

そんな時、この本で習慣を上手に取り入れ、不安と上手く付き合う方法を見つけました。私が気になった部分をピックアップします。

この本は、ミニマリストで有名な佐々木典士さんの2冊目の本です。1冊目の「ぼくたちにものモノは必要ない」は、大ブームを巻き起こしました。そんな佐々木さんの2冊目の本のテーマは「習慣」。前作と方向性は違いますが、自分を変えたい人の大きなヒントになる本でした。

最大の報酬は、自分を好きになれること

ある若い女優の言葉で忘れられないものがある。それは「がんばる自分は好きになれる」という言葉だ。習慣を達成することで得られる報酬はいろいろあるが、最大の報酬は自己肯定感、自分を好きになれることではないかと思う。

「がんばる自分は好きになれる」というのは、その通りと思いました。例え残業してまで長時間会社にいたとしても、ダラダラしたり、役に立つ仕事ができていなければ、自分の価値を感じられない。

そうだ、自分が決めたことをやり通せば、自分を好きになれる。すごく、シンプルな話だったんです。

ぼくは基本的に恐ろしくテンションの低い人間だが、それでも1日の習慣のすべて達成できた後はテンションが高い(当社比)。今日やるべきことをやった、という実感があるとどうやらぼくはご機嫌になれるようなのだ。

これも、思い当たるフシがあります。今日は良い仕事できた!と思う日は、充足感があります。細かいミスがあってもいい。自分が「ここまでやった」という感覚があれば一日の終わりはとても清々しいものになります。

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不安は消えない、不安とうまく付き合う

本書の中に「経験を重ねても不安は消えない。」という言葉がありました。しかし、習慣を通じてやり切った感のある毎日を過ごすことで、不安と上手く付き合うことはできるとのこと。

佐々木さんは、前職を辞めて、現在はフリーで仕事をされています。フリーランスは定期的な収入の保証はなく、貯金が底をつくかもしれません。しかし、習慣が身についた今は、不安はあまりないそうです。

佐々木さんが不安を感じる時は、貯金の残高を見た時ではありませんでした。手ごたえのある仕事ができず、ダラダラしてしまった1日の終わりに、不安に襲われるとのこと。

やるべきことをやっている時に、結果が出なくても気にならない。凹んでしまうのは、やるべきことをやっていないと、自分で知っているときだ。

不安や悩みというのは本当に「気分」の問題なのだ。

やるべきことをしっかりやっている時に、結果が出なくても気にならない」、これは納得です。現時点では結果は出てないけれど、この方向性で正しい!という確信がある。ゴールに向かって進んでいる感覚があれば大丈夫。

私は不安が多いタイプですが、自分のやりたいことを予定を立て、毎日こなす。その積み重ねで、不安や焦りが軽くなるのです。これは救われる話でした。

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さいごに

私たちは、素晴らしい功績を残した人を特別視しています。手の届かないスーパースターのお話だと考え、努力を諦めるほうが楽です。しかし、実は天才も凡人も「習慣」の差でしかないのです。
この本では習慣を身に付ける方法が、天才たちの事例を添えてたくさん紹介されています。「自分にもひょっとしてできるかも・・・?」と思ったら、この本を参考に一歩を踏み出してみませんか。もっと自分を好きになりたい人、自分を変えたい人へ、手に取って欲しい本です。

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